date-fns に乗り換えて、スクリプトのファイルサイズを削減した
題の通り。
Browserify を使ったプロジェクトでファイルサイズを大きくしているライブラリを探す - kitak.blog で moment がけっこうな割合を占めているということを書いたのだけど、少し前に moment から date-fns に乗り換えて、ファイルサイズを削減できた。
moment がオブジェクトから日付操作などの様々なメソッドを呼び出すことができるのに対し、date-fns は 日付に関係するユーティリティ関数が集まったライブラリといえる。
例えば、date-fns でふたつの日付が同じ週か調べる場合は以下のようになる。
import isSameWeek from 'date-fns/is_same_week' const result = isSameWeek( new Date(2014, 7, 31), new Date(2014, 8, 4) )
日付操作の関数を必要に応じてインポートするので、Browserify, Rollup, Webpack のようなモジュールバンドラを利用した場合に、ブラウザの JavaScript エンジンで実行される(本当に必要な)コードだけバンドルされる。 自分が担当しているプロジェクトだと moment をバンドルした場合と比べて、900k 程度削減することができた。
もし、moment を使っていて、ほんの一部のメソッドしか使用していない、かつファイルサイズを削減することに意義のあるプロジェクトなのであれば、date-fns への乗り換えを考えてみてもいいかもしれない。
また、自分でライブラリを作る際に、(moment のようにオブジェクトのI/Fにする方が適切なケースもあるかもしれないが) date-fns を参考にして、モジュールバンドラフレンドリーなライブラリにできないか考えてみてもいいかもしれない。関数毎にファイルを分割したり、Tree Shaking が効くように ES2015 の Named export でモジュールを定義する、等など。