今週読んだ本 1/4 ~ 1/10
TypeScriptリファレンス
- 作者: わかめまさひろ,井上章,丸山弘詩
- 出版社/メーカー: インプレスジャパン
- 発売日: 2014/05/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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TypeScriptの文法やエコシステム、周辺ツールについて説明されている。 TypeScriptをはじめるときはひと通り目を通すとよさそう。
その他、JavaScript The Good Partsに書かれているようなJavaScriptのハマりどころについてまとめられていたり、TypeScriptのモジュールやクラスといった機能が最終的にどういった形で変換されているかが説明されていてよかった。
イマココの型定義ファイルの記述のお作法であったり、Tipsのようなものを知りたかったら、 TypeScript in Definitelyland 発行 も併せて読むとよさそう。
すらすら読める徒然草
- 作者: 中野孝次
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/11/15
- メディア: 文庫
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年末に知り合いとご飯を食べているときに話題に出たのと、
正月になにかの記事で徒然草が紹介されていたのがきっかけで読んだ。
現代語訳をおこなった筆者が段をカテゴリに分けて、カテゴリごとに徒然草、兼好法師の思想について解釈を述べている。
筆者のチョイスもあるだろうが、現代でも通じる考え方が多い印象だった。 具体的には以下の内容。
- 今を生きよう。死は自分が思っているよりも近い。道(↓の内容)を後回しにすれば、気がついたらお迎えがきている
- 質素な暮らしをしよう。周りを意識せず、自分と向き合うことを大切にしよう
- 芸の習得の仕方、感性の磨き方
形式を色々と重んじたり、あれこれ周りを意識したりで生きるのがしんどいときに肩の力を抜くために読むとよさそう。 「気がついたときから道に進むのだ」と法師は述べていたけれど、死は皆が思っているより近いというメッセージがあるとはいえ、20代前半でそういう生活に切り替えるのは早すぎる気がした。 おそらく兼好法師がそう述べたのは、徒然草の書かれた時代が鎌倉から室町に移る戦乱で若者の命もあっという間に散ってしまう時代だったからだと思う。 取り入れたらよさそうなものだけ取り入れるかんじで。