すごいHaskellたのしく学ぼう! を読んだ

読んだ。

学ぶ強いモチベーションもなくて、スルーしていたHaskell
職場の自分の座席の斜め後ろからアプリエンジニア達が「全てモナドなんです!」っていう会話をしているのを聞いたり、 最近仕事に取り入れているRxがHaskell発のFunctional Reactive ProgrammingのコンセプトをC#に輸入する形で発明されたもの*1、と聞いて、モチベーションが湧いてきた。

すごいHaskellたのしく学ぼう!

すごいHaskellたのしく学ぼう!

この本では、モナドはメインディッシュとしての扱い。Haskellの関数、カリー化、型クラス、ファンクター、アプリカティブ、モノイド、そしてモナド、と話が繋がっていく。ほどよくくだけた語り口で、丁寧に説明してくれる。

「全てモナドなんです!」の言葉も「リストもMaybeもEitherも(そしてクライアントサイドに関わるエンジニアには馴染み深いPromiseやObservableも)、コンテキストを持った値でいくつかの法則を満たしているならば全てモナド」という意味だったのかしら、と思える程度にはなった。

たまにウェブで関数型言語について書かれた硬派な記事を開くと、天空闘技場の200Fに到達したばかりのゴンとキルアのように念にあてられて逃げ出したい気持ちになっていた。これからは、この本のおかげで纏をまとうようになったので、タブをそっと閉じることも少なくなりそう。
その一方、念は奥が深い、というヒソカの声もどこかから聞こえるのであった。

*1 Reactive Porn - steps to phantasien

HUNTER X HUNTER 7 (ジャンプ・コミックス)

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