「キタソン」というフリーなイベントを開催しました

こんにちは。ウィンナー炒めをたべました、きたけーです。

「キタソン」というフリーなイベントを会社で開催しました。

開催にいたった流れとかは、同期のおっくんがブログに書いてくれたのでこちら( キタソン#1 に参加した | blog: takahiro okumura )を参照のこと。

イベントに対しての個人的なマインド

特にイベントの哲学というかルールみたいなものはないんですが、次にあげることを薄っすらと思っていました。

とにかく自由にやること

これが一番重要で、特にルールは決めないようにしました。
事前の登録とかはいらないし、ドタキャンしてもかまわないし、突然きてもいいし、各自が勝手になんかやって、勝手に議論して、とにかく自由にやることが大切だと思っています。

「おとなりさん」を知ること

同じ会社だけれど普段は一緒に仕事をしていない人と、同じ場所・時間に作業することで、互いの「興味の対象」、「作業の進め方」、「作業環境」、「マインド」 を「知る・共有」できる場になったらよいな、と思っています。

「壊れた」「無駄になった」ってかまわない

歴史の長いサービスに触れていると、なにか機能を追加するときに「既存の機能を壊さないか」「サーバーに負荷をかけないか」と考えることが多いです。 それを意識することは当然大切ですが、考えすぎるとなにかおもしろいアイディアが思いついたときも「でも、これ他の箇所に影響ありそうだからな」とか「サーバーに負荷かけちゃいそうだからな」となって思考停止してしまいます。

それを本当にやるかどうかはいったん置いておいて、(手元の環境が)壊れること(本番環境を壊しちゃダメですよ!)、無駄になるかもしれないことを許容して、とりあえず手を動かしてみる場にできたらいいな、と思ってます。 仮にそれがダメだったとしても、現在のサービスの仕様や実装、言語・ライブラリ・プロトコルに対する理解が深まるので、無駄になる前提だけれども、それが次のなにかに繋がるならば、無駄にはならないんじゃないかな、と。

「空振り」しまくること

新しい技術・ツールに触れると、なにから手をつけたらいいかわからないし、実際にやってみたらハマりまくったり、上手くできなかったりと、色々ありますよね。

そういった「空振り」は、なにかを習得するには避けられないことですし、空振りを恐れてバットを振らなかったらいつまで経ってもそのままです (うう... 自分で書いておいて耳が痛い)。

空振りでも、何度も何度もすれば、スイングが定まってきて、ボールに擦るようになって、いつかはヒットなりホームランが打てるようになると思うので、キタソンは、そんないつかのヒットなりホームランを打つために空振りをしまくる場所にしたいな、と思っています (その技術やツールに詳しい人がいて、サポートしてくれるというのもいいですね)。

僕の好きな「情熱プログラマー」の「一に練習、二に練習」というコラムにも似た内容がかかれていました。
情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方 - Chad Fowler - Google ブックス の p.50 からの引用です。

僕は手抜きをせずに練習中に思いついたいろいろなアイデアを試してみたけれど、なかなかうまくいかずイライラした。できるだけきちんとしたソフトウェアにしようと努力したけれど、結局のところ設計もコードも思ったほどエレガントにできなかった。
今振り返ってみると、この実験を通じて、僕が感じたもどかしさは良い兆候だった。僕が書いたコードには素晴らしい要素は何もなかった。けれども、頭の筋肉を解きほぐしてコーディングの技量を高める効果があった。サックスの演奏でも、練習中にきれいな音ばかり出そうとしていたら本当の練習にならない。コーディングの練習でも、きれいなコードばかりを書こうとしていると、自分の守備範囲の真ん中当たりをうろうろしているだけで、本当に練習が必要な周辺部が手付かずのままになる。

まとめ

色々書きましたが、↑に書いたことをを無視してもよい、全くもって自由なイベントなので、今後も月一回をめどに楽しくやっていきたいと思っています。

イベントを開くきっかけになった @shiba_yu36 さんにこの場を借りてお礼を申し上げたいとおもいます。

書籍

情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方

情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方