言葉のチカラについて僕があれこれ思うこと

最近、ネタは色々あるのだけれど、うまく熟成できてないので放置状態のきたけーです。

今日は久しぶりに技術のことは書かずに、ぼやきを書こうと思います。

僕はあまり自分の考えを言葉にするのが上手じゃありません。 と、前までは思っていたのですが、最近はそれ以前に本能的に言葉にするのを避けているんじゃないのかなぁと思っています。
というのも、言葉というものがもつチカラが強すぎて到底制御しきれないからです。 言葉が思考や行動に与える例をいくつかあげてみましょう。

  • 例えば、◯◯が潜在意識レベルで心底好きなわけでもないのに「僕は◯◯が好き」と言ってしまうと◯◯を目にしたときに強制的に「◯◯が好き」と強いるような感情が発生します。

  • 例えば、「今やっていることが面白くない」と言ってしまうと本当に面白くなくなります。(だから、僕はそういうときこそ口をつぐんで笑って、目の前のことが楽しくなるようにあの手この手で工夫します。そうすると本当に楽しくなります)

  • 例えば、「◯◯をしないと! すべきだ!」と言ってしまうと、それが脳裏に残り続けて「気負い」となり、何も手がつかなくなります。(これはモチベーションの話です。「強制」の他にも「名誉・地位」「お金」とかも直接意識すると危険です。モチベーションが一気に下がります)

ここにあげた例は、僕がこれまでの22年の人生から経験的に学んだもので、まぁ、そんなに大したものじゃないと思います。が、それらのことを避けることで(僕は「思考のダイエット」と呼んでますが)不思議なもので、これまでよりも自然に行動ができ、心もおだやかになっています。 僕が「思考のダイエット」と表現したのは、先のことを考えすぎたり、言葉で自分を縛りつけることは過剰に精神に負担がかかる、身体にとってのカロリーの高い食事のような存在だからです。

とはいえ、これにもひとつ問題があって、「今」にのみ向きあうがために、先のこと、ビジョンのことを聞かれると困ります。「どのサービスがやりたいの?」「どんな仕事がしたいの?」「将来はどんなふうになっていたい?」
先のことは分からないですし、「今」にのみ関心があるがために先のことはそこまで深く考えちゃいません(少しは考えてますけど)。あと嗜好に関する質問は、さっき挙げた例のように適当に答えるとその答えを自分に強いることになるので、あまり答えたくありません。

そこでまともに答えないと「受け身だ」とか「自分がない」とか言われてしまいます(まぁ、そう言われても仕方ないですね)。

世の中の人間全員が前のめりだったり自己主張が強いのもどうかと思うので、そうじゃないひともある程度はいてもいいとは思うのですが、結果的に言葉にしなかったがために損をするのはなんかバツが悪いですよね。 なので、この問題への対応が今後の人生の課題です。自分の心の深層にある考えをサルベージして、それを適切なときに言葉にすること。

言うなれば、言葉は伝家の宝刀のようなもので、軽々しく抜かずにいざというときに抜く、そういうものだと思って、とりあえずは自分の心の深層に潜っていきたいと思いますズブズブズブ