Macでのスーパーユーザがらみのこと
Unixでソフトウェアをインストールするときはスーパーユーザ(root)にならないといけないのはご存知の通り。UNIXのMac OS Xでは、そこらへんどうなってるのかを調べてみました(てゆーか本に載ってました)。
まずOS Xでのユーザの種類を知っておく必要があります。次の三種類です。簡単な定義も書いておきます。
- スーパユーザ なんでもできる特別なユーザ。UNIXでのユーザ名はroot。
- 管理者 「システム環境設定」などでシステム設定を行うことを許されたユーザ
- 一般ユーザ 基本的に自分のホームディレクトリ内での作業だけが許されたユーザ
管理権限をもつユーザ、ようするに管理者はsuコマンドでスーパーユーザになることができます。ただし、初期設定だとスーパーユーザのパスワードが設定されていないのです。そこで
% sudo passwd root
と打ちこむことによって、設定することができます。以後、設定したパスワードを使って、スーパーユーザになることができるのですが…どうやら、これは外法みたいです。OS Xの流儀的にはスーパーユーザでしか実行できないコマンドを実行するにはsudoコマンドを使うべきだそうです。rootはそのシステムの神といってもいい存在なので、ちょっと席を立っているうちに誰かが…というのは心配しすぎ?
sudoコマンドは、一時的にスーパーユーザ(root)になってコマンドを実行するコマンドです。このコマンドを実行するには管理者のパスワードがいります。というわけで話のまとめとしては、OS Xでスーパーユーザとしてコマンドを実行したかったら、管理者でsudoコマンド使えってことですね。長ったらしく書いてすいません。
元ネタ本:
- 作者: 秋田克彦,柴田文彦,大津真
- 出版社/メーカー: ローカス
- 発売日: 2002/03
- メディア: 単行本
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古い本なので不安ですが(ログインシェルがbashじゃなくてtcshになってる)、ここの話は「根っこ」の部分なので多分大丈夫だと思います。