さあ、才能(じぶん)に目覚めよう を読んだ
どこかのブログをみて、ちょっと気になったので買ってみた。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
- 作者: マーカスバッキンガム,ドナルド・O.クリフトン,田口俊樹
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2001/12/01
- メディア: 単行本
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本を買うことで、Webページでストレングス・ファインダーという分析を受けることができる。
商売上手なことに一度テストを受けたら二度と受けられない。だから中古本を買うと後悔すると思う。
本の内容は分析そのものの説明と、分析から分かる強みの紹介、事例の紹介といったところ。
分析がメインで本はあくまで補助にすぎない。
僕の結果はこんなかんじだった。
- 調和性
- コミュニケーション
- 適応性
- 自我
- 回復志向
結果をみたときはあまり納得できなかったのだが、その後しばらくして、自分の取った行動や思考を振り返ると「たしかになー」と思うことがしばしばあった。
(とはいえ、結果を意識したことによる影響があったことも否めないが)
著者の主張としては、分析によって分かった強みを育てることが人生の成功への近道で、別の強みを開拓することは不可能だという。
たしかに別の強みには現在持っている強みと相反するものがあるだろうし、これを切り替えるには慣性に逆らって力を強くかけ続ける必要がある。
そのコストを考慮すると、自身の今もっている特性を生かす、という主張はたしかに納得できる。
ハンターハンターでいえば、強化系なのに具現化系を極めようとするようなものだ。
ただ、身の回りで「この人変わったな」と感じることがしばしばある自分としては少し懐疑的になってしまう部分もあった(その人のもっている強みがなにかのきっかけによって、表層的に強く見えるようになった、ということなのかもしれないが)。
著者の主張に対する僕の意見はともあれ、
強みを知るという点では、それなりに裏付けのあるもののように感じたので、自分の強みについてぼんやりと認識を持っている人は認識をはっきりさせるために、僕のように自分の強みを知らない人は自分の知らない自分を知るために、やってみるとどうだろうか。
あまり過信してもいけないが、星座占いや血液型占いよりはあてになるだろう。