「この道わが旅」を聴いて僕が思うこと

この前,YoutubeDQⅡエンディングの「この道わが旅」を聴いた. タイトルは初めて知ったのね.

http://www.youtube.com/watch?v=gjgKx--tlqg:video
久々に聴いたんだけど,いい曲だなぁ... すぎやまさんのコメントが重なって特に感動的だった. 以下, 引用.

ドラゴンクエストⅡ」よりこの道わが旅
ゲームのエンディング曲. 「人生はその人の時間の旅」という思いから,すぎやまさんが今回選曲.

こういう気持ちで曲作りをしているだなぁと思うと, ゲーム音楽とはいえ馬鹿にできない. 「人生はその人の時間の旅」なんていい言葉なんだろう.
どうしても毎日過ごしていると周りを意識したり, 人と比べたりしてしまう. それが嫉妬とか嫌な気持ちの方向に向いてしまったりする. 目上の人に敵わないと思ったり, 後輩には先輩面してみたり. でも, 人生はその人の時間の旅だという認識に立てば, それほど気にならなくなる.

旅は人それぞれ

旅は人それぞれ. ツアーで行く人もいれば, バックパックで行く人もいる. 行き先も人それぞれ. 途中でどこに立ち寄るかも人それぞれ. 立ち寄った場所が多ければいいというものでもないし, 歩いた距離が長ければいいというものでもない. 手ぶらがいいというわけでもないし, 多くを抱えすぎるわけにもいかない(バッグの大きさにもよるけどね). (まだ4分の1しか生きてない若造が言うけど)人生もきっとそうなんだと思う.

ソーシャルってなんなんだろう

最近はソーシャルという言葉が満ち溢れている. SNS, Twitter, Facebook, Social, ソシアル, ソーシャル. ソーシャルってなんなんだろう. 辞書で調べると「社会的」,「人付き合いのよい」,「親睦会」なんて意味がある. 僕はソーシャルのニュアンスがいまいち理解できないけど, なんとなく思うのは, SNSのサービスが担っているのは, 各人の旅の道の駅であったり, 道と道の合流点だと思う. この媒体によって, それ以前にはできなかった人間同士のコラボができたり, 周囲の人間について深く知るようになった. でも, 良い面には必ず負の面が存在する. 周囲の人間に不要に影響を受けて,「やりたいこと」が指数的にたくさん増える. 人生は何人分もの旅路を同時にできるほど小回りは効かないし, 長くない(ナルトみたいに多重影分身ができれば話は別だけどね). また, 同調しすぎて没個性的になる. みんなが同じ出発地で同じルートを通って同じ到着地で終わったら面白くないよね? 攻殻機動隊SACだとタチコマが情報の並列化の果てに個性を掴んだけど, SNSではどうなんだろう(でも, あの成長は一体のタチコマが独自の経験をしたことに端を発しているよなぁ...).

とにかく,こういう浅く薄っぺらい思索を進めていくと, ちょっとSNSとの関係を見なおそうと思った. なにも退会して一切使わなくするっていうわけじゃなく, 見る時間を少なくしたり, 影響を受けすぎてるなって思うことがあったらミュートする. あくまでSNSはツール. ツールに振り回されたくない.

まとめ

人生はその人の時間の旅 周囲から影響を受けすぎてないだろうか? 自分の旅路を進んでいるだろうか? 動画のちょっとしたコメントから, そんなことを考えてみました.