Macでのスーパーユーザがらみのこと

Unixでソフトウェアをインストールするときはスーパーユーザ(root)にならないといけないのはご存知の通り。UNIXMac OS Xでは、そこらへんどうなってるのかを調べてみました(てゆーか本に載ってました)。

まずOS Xでのユーザの種類を知っておく必要があります。次の三種類です。簡単な定義も書いておきます。

  • スーパユーザ なんでもできる特別なユーザ。UNIXでのユーザ名はroot。
  • 管理者 「システム環境設定」などでシステム設定を行うことを許されたユーザ
  • 一般ユーザ 基本的に自分のホームディレクトリ内での作業だけが許されたユーザ

管理権限をもつユーザ、ようするに管理者はsuコマンドでスーパーユーザになることができます。ただし、初期設定だとスーパーユーザのパスワードが設定されていないのです。そこで

% sudo passwd root

と打ちこむことによって、設定することができます。以後、設定したパスワードを使って、スーパーユーザになることができるのですが…どうやら、これは外法みたいです。OS Xの流儀的にはスーパーユーザでしか実行できないコマンドを実行するにはsudoコマンドを使うべきだそうです。rootはそのシステムの神といってもいい存在なので、ちょっと席を立っているうちに誰かが…というのは心配しすぎ?

sudoコマンドは、一時的にスーパーユーザ(root)になってコマンドを実行するコマンドです。このコマンドを実行するには管理者のパスワードがいります。というわけで話のまとめとしては、OS Xでスーパーユーザとしてコマンドを実行したかったら、管理者でsudoコマンド使えってことですね。長ったらしく書いてすいません。

元ネタ本:

MacOS X UNIX的徹底活用講座

MacOS X UNIX的徹底活用講座


古い本なので不安ですが(ログインシェルがbashじゃなくてtcshになってる)、ここの話は「根っこ」の部分なので多分大丈夫だと思います。